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カッコつけたタイトル

リズム天国を割とちゃんと遊んで思ったこと

音楽ゲームを遊ぶ人間として恥ずかしいのですが、リズム天国はやったことがありませんでした。
第一弾が2006年にリリース。僕が初めて音楽ゲームに触れたのは2009年だかそこらです。自分の経験から見て、6年はリズム天国を放置していたわけです。

それをついこの間、初めて遊びました。
すっごく面白かったです。ビビりました。それまで音楽ゲームというのは、なんかたくさんノーツが落ちてくるものであり、またそれこそが難易度や面白さを決めるものだと思っていました。

リズム天国は違いました。
やることは、例えばIIDXなどに比べて、本当に単純なわけです。
使うのはAボタンとBボタンだけ、動作も片方を叩くか両方同時に叩くしかないわけです(それは太鼓の達人も基本的には同じですが)。

それなのに、難しいわけです。しかもなぜか面白い。
自分の今までの価値観だと、このゲームが面白いわけないのです。実際、「なんか簡単そう」って思ってたわけです。
勿論、ゲーム的な要素以外にも、友達と一緒に遊んでいたとか、美味しいお菓子を食べながらやっていたとか、そういう事も含まれていますが、それでもゲームが面白いわけです。

なんで面白いのかは結局分からずじまいですが、考えていて気付いたことを少し書きます。

リズム天国音楽ゲームではないと思いました。
音楽ゲームではなく、リズムゲームです。いや何が違うんだよって話ですが、つまり、メロディを考慮すべきか、そうでないかです。
例えばIIDX(すみません、これをなんだかんだ一番遊んでいるので)では、ゲームをメロディで理解する事ができると僕は思っています。譜面を横に理解するというか、「天空の夜明けSPAには休憩前に16分で縦連落ちてくるんだよね」みたいな事を理解していなくて済むわけです。
勝手な偏見ですが、(IIDXの)譜面を縦に理解する人はリズム感がある人だと思っています。横に理解する人は音楽ゲームをメロディで理解している(必ずしもリズム感があると言うわけでもない)、と言うことです。「ゲームやってりゃ分かるだろ」って話ですが、実際僕は天空の夜明けにある16分の縦連は全く気付かずにプレイしていました。
(※この辺は本当に適当言ってます。てふたげとかちゃんと見て攻略する人はリズム感とか関係なく譜面を縦に見るだろとか、そういう反論がいくらでもできると思います)

また、SPの場合では7つ入力すべきデバイスがあるので、入力側でたくさんの音を表現できます。理解がよりメロディに近づく、ということです。

対してリズム天国は入力すべきデバイスは2つで、なおかつメロディは全く考慮されません。確かにバックで曲は流れていますが、意識しなくてはいけない要素が非常に限られます。
純粋にリズムだけ意識して、理解する必要があります。
また、リズム感だけでなく、リズムをキープする力が問われるのがこのゲームです。キープ力って、音楽ゲームだとあまり大事ではない(メロディで動かすので同じリズムを刻むという意識が希薄になる)というか、視覚的にタイミングを得られるので意識しないというか、そういう傾向があると思っています。

もう一つ気付いたことを挙げておきます。
IIDXは視覚的にタイミングを教えてくれます。リズム天国も視覚的にタイミングを教えてくれます。
ただ、リズム天国は視覚に頼っていると逆に難しいゲームです。ここが音楽ゲームとの大きな差だと思いました。
例えば「バドミントン」というゲームがリズム天国にあります。リズムに合わせてバドミントンのシャトルを打ち返すゲームです(空の上で)。

【みんなのリズム天国】 バドミントン - YouTube

見るとわかりますが、途中で相方が遠くにいったり、空が暗くなったりして物凄く視覚的に邪魔をされます。
IIDX的に言えば、譜面を見てるとスコアが出なくなるわけです。
でも、合図を理解してリズムがキープできれば、画面を見なくてもゲームがクリアできるわけです。むしろその方がやりやすいとさえ言えます(もちろん、画面を見ていないと難しい(プレイできない)ゲームもあります)。
こういう点が特異で、魅力なんだと思いました。

音楽の全ての要素を記述しようとする音楽ゲームと、その逆を貫くリズム天国、どっちが優位なのか、面白いのか、とか、そういうことを言いたいわけではなく、単純に感動したわけです。ああ、音楽ゲームってこういう事もできるんだ、っていう風に。
そりゃそうです、それまでIIDXでノーツが1000も2000もある譜面を処理して、それこそが面白いと思っていたわけなので(実際面白いです)。

リズムをどのように描くのかを徹底的に考えて表現したこのゲームは、本当に任天堂らしいゲームだと思います。
やることは本当に単純なのに、見てて面白いし、遊んでも楽しい。ついでに曲もいい。音楽ゲームの地力だって、色々書きましたが普通に応用できる(一緒に遊んだメンバーではなんだかんだ一番上手かったし)し、物凄くいいゲームだってことです。おわり。